“妊婦”仲里依紗「絶好のチャンス」海外視野にアピール
2011年10月27日 17:35

[映画.com ニュース] 女優の仲里依紗が10月27日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで主演作「ハラがコレなんで」の舞台挨拶に立った。第24回東京国際映画祭の特別招待作品。仲は本作で、粋に生きることをモットーとする妊婦・光子を演じ「つらさを見せない妊婦らしくない妊婦です。日本人として尊敬できる女性代表のような存在。国際映画祭という絶好のチャンスを使って、ぜひ世界の人たちにも見てほしい」と海外を視野にアピールした。
父親不明のまま妊娠9カ月を迎えた24歳の光子(仲)が、持ち前の“きっぷの良さ”で自分のことを後回しにし、他人を助けようと奔走する姿を描いたハートフルコメディ。メガホンをとった石井裕也監督(「川の底からこんにちは」)は、「妊娠はたぶん一生経験できないこと(笑)。だからこそ描く価値があり、面白いはず。人間としてのたくましさを描く上で、今一番必要なものは母性だと思った」と妊婦を主人公にした理由を説明した。
光子の幼なじみ・陽一を演じる中村蒼は、「男らしく責任感の強い陽一の姿を、日本と世界の人に見てもらえれば」と自信満々。陽一の叔父を演じた石橋凌は「テーマは日本再生。ふだんは危ない男や悪党ばかり演じていて、いつも最後に殺される(笑)。今回はおかげさまで、最後まで生きています」と笑いを誘った。撮影中には、20歳になった中村を祝うパーティが行われたそうでい「撮影がないのに、石橋さんが駆けつけてくれた」(中村)と感激しきりだった。
仲は「元気がないといわれる日本にとって、プラスになる映画だと思う」。石井監督は「ここにいる方々をはじめ、役者さんの息の合ったお芝居を見てもらえれば。論理的には解釈してほしくないので、自由な頭で自由に感じ取ってください」と最後まで熱っぽくアピールしていた。 「ハラがコレなんで」は、11月5日から全国で公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
「劇場版TOKYO MER」最新作タイトルが決定! 危機的状況に陥った首都・東京が舞台 鈴木亮平「MERシリーズの集大成をお届けします」
2025年12月3日 05:00
映画.com注目特集をチェック
星と月は天の穴
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
「アバターF&A」「ズートピア2」などが“500円”で観られる!
【正直、使わないと大損】絶対に読んでから映画館へ!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「最高の続編」「2025年頑張ったご褒美みたいな映画」「メロすぎる」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」 些細な口論が…まさか 異常事態を総力取材
提供:ハピネットファントム・スタジオ