金子ノブアキ「裏切り者は許さない」ネタバレ防止の“かん口令”
2011年10月12日 12:07

[映画.com ニュース] 及川拓郎が作・演出を手がけた劇団スパイスガーデンの舞台を自ら映画化した「シャッフル」のプレミア試写会が10月11日、都内で行われ、及川監督と主演の金子ノブアキが本編上映後にサプライズ登壇した。登場人物が二転三転のだまし合いを繰り広げる同作。ふたりはネタバレを防ごうと、鑑賞後の観客と口裏合わせ。金子は「裏切り者は許しませんよ」と“かん口令”を出した。
銀行強盗の一味が、強奪した金のありかを唯一知りながら、記憶喪失になってしまった男(金子)の記憶を呼び起こそうと一芝居打つが……。共演は賀来賢人、鎌苅健太、ムロツヨシ、市川亀治郎。及川監督は「個性的な方々が揃い、誰ひとりカブっていないキャスティング。撮影期間は短かったが、いいグルーブ感で一体感が生まれた」と金子ら5人を絶賛。金子も「みんながっぷり四つで、スクラム組んだ感覚。ロケ地の気温がマイナス2度だったり、厳しい撮影だったが、『やれば、できるもんだな』って」と満足そうな表情だ。
ふたりは同世代で「『ファイト・クラブ』や『ユージュアル・サスペクツ』といった90年代の映画に影響を受けている。今10代の人は、きっとリアルタイムで見ていないと思うし、そういう人たちにこの作品がどう映るのか興味がある」(金子)。及川監督は「長台詞の応酬やテンポの早さなど、舞台版のいい部分をどう映像に残せるか意識した。前半にたくさんの伏線が隠されているので、2度3度と新しい見方ができるはず」とこだわりを語った。
舞台挨拶にはエンディングテーマ「Joker Girl」でデビューする「F:ma」も出席した。
「シャッフル」は10月22日から全国で公開。
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