阿部寛、人生初のライブ体験で「心の中に届いた」
2011年9月28日 20:19
沖縄で若者たちのための無料の音楽スタジオ「あじさい音楽村」を設立し、一昨年、がんで他界した仲宗根陽氏の姿を描いた本作。ステレオポニーはあじさい音楽村出身のNOHANAと仲宗根さんにスカウトされたAIMI、そのクラスメイトのSHIHOで結成された。
この日、披露されたのはセカンドシングルの「泪のムコウ」と映画の主題歌でこの日発売されたばかりの10枚目のシングル「ありがとう」の2曲。「『ありがとう』を歌うときはニイニイ(=仲宗根さん)が見ていると思って歌っています」(AIMI)という言葉通りの熱唱で、会場は拍手に包まれた。
阿部は人生初のライブ鑑賞だったことを明かし「心の中に届きました。体験したことのない感じです」と感動しきり。映画の撮影は実際にあじさい村で行われたが「残された奥さんやお母さん、若者たちの心に仲宗根さんがありありと存在していて、プレッシャーや緊張も感じました。お墓に何度も足を運んで『できてますか?』と確認しながら演じていました」と振り返った。
AIMIは阿部が、あじさい村のある本部町の市場にある床屋でパーマをかけ、仲宗根さんの服を着るなどして役作りをしていた事実を明かし「そこまでストイックに入れ込んでくれているのがうれしかった」と感謝。ドラムのSHIHOも「阿部さんを見たとき、ニイニイと同じまっすぐな目をしていて本当にびっくりした。スクリーンを通じてニイニイに久々に会えた」とうれしそうに語った。
主題歌についてAIMIが「ニイニイの曲をずっと作りたいと思っていた。言いたい気持ちはあるのに、思い出すとつらくて向き合えなかったけど、映画を観て背中を押してもらいました。ニイニイと最期に目を合わせて『ありがとう』と言えなかったので、いっぱい『ありがとう』を込めました」と涙ながらに想いを語ると、阿部は「仲宗根さんはあまり表に出たがらなかったけど『若者たちのためになるなら』と映画の話を承諾してくれた。この曲で映画が何倍も意味のあるものになったと思います」と3人に感謝の思いを伝えた。
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