“また日本でね”ジャッキー100作目「1911」会見&香港プレミア開催
2011年9月27日 16:00

[映画.com ニュース] 1911年の辛亥革命から100周年の記念作にして、ジャッキー・チェンの100本目の出演作に当たる「1911」がついに完成。構想10年、製作費30億円をかけた超大作の総監督と主演を務めたジャッキーと、共演のリー・ビンビン、ウィンストン・チャオが9月24日、香港・ハーバーグランド香港で会見した。
同作は、「ラストエンペラー」でも描かれた清朝末期の中国を舞台に、“中国革命の父”孫文(そんぶん)と右腕として働いた革命軍司令官・黄興(こうこう)を中心に、革命に身を捧げた若者たちの姿が描かれる歴史スペクタクル。
黄興を演じたジャッキーは「難しいセリフを北京語で演技するのが大変だった。爆破シーンなど、集中した演技が必要なところでも、ずっとセリフのことも気にしなくてはいけなかったしね」と述懐。そして、「『総監督として何をしたか?』とよく聞かれるけれど、チャン・リー監督がすごく歴史に詳しくて、逆にいろいろ教えてもらっていたかな(笑)」とおどけた。
同作には息子のジェイシー・チャンも出演。「ジェイシーの撮影現場にも行ったんだけど、3回叫んだだけで声がかれたって言う。『なんて言っていたんだ?』と聞いたら『撃て!』だって(笑)」とエピソードを明かしたものの、「共演シーンはなかった」という。
翌25日には、チャリティ・プレミア上映が開催。主演3人がレッドカーペットに登場してイベントは大きな賑わいをみせ、ジャッキーは「若い世代も革命の歴史を知ってほしい。親の世代には、ぜひ子どもたちを連れて映画を観に来てほしい」と熱い思いを語った。
「1911」は、11月5日からの全国公開に先がけて、第24回東京国際映画祭(10月22~30日)の特別オープニング作品としての上映が決定済み。「皆さん、映画を応援してください。また日本でね」と日本語でメッセージを寄せたジャッキーは、リー・ビンビンとともに来日の予定だ。
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