森山未來「モテキ」興収20億突破確実の好スタート
2011年9月23日 19:02
[映画.com ニュース] 200万部突破の人気コミックを原作にした深夜ドラマを映画化した「モテキ」が9月23日、全国276スクリーンで初日を迎えた。東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでは、ドラマに続き主演の森山未來と、映画でヒロインを務めた長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子、そして大根仁監督による舞台挨拶が行われた。
約2年にわたり主人公の藤本幸世を演じてきた森山は、「映画になった実感はあまりないんですが、これですっぱり(役と)手を切られれば」といきなりの卒業宣言。映画で“モテキ”の絶頂を迎えたと判断したからなのか、「(藤本は)もう目の前に現れないでいただきたい。寂しさ?……ないですね」とまで言い切った。
女優陣は誰が最もモテキにあるかを指しあうと、長澤に3票が集中。「まさみちゃんを初めてがっつり見たとき、私が男だったら落ちるなと思った」(真木)、「ふだんから笑顔に特別感がある」(麻生)とまさにモテモテで、ご機嫌の長澤は照れながらも劇中で男が胸キュンとなる場面のセリフ「それじゃあ私、ドロンします」と、手裏剣を投げる“演技”を生披露し、満場の声援を浴びていた。
大根監督が「新しい日本のエンタテインメントを作ったつもり。いっぱいお金が欲しいので、ぜひ大ヒットさせたい」と現実的な目標を掲げると場内は爆笑。最後に森山が「漫画、ドラマ、そして映画と、すべて皆の愛情でここまできたので感慨深い。面白いと思ったら、周りの人に伝えてくれればうれしい」と感謝を込めて締めくくった。
配給の東宝によれば、初日は2008年「パコと魔法の絵本」(興収23億6000万円)の109%で稼働しており、興収20億円突破は確実という。
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