妻夫木聡、顔がむくむほど“不摂生”しての役づくりは「楽でよかった」
2011年9月22日 19:57

[映画.com ニュース] 俳優の妻夫木聡が9月22日、都内で行われた主演作「スマグラー おまえの未来を運べ」の完成披露試写会に出席した。多額の借金を背負い、死と隣り合わせの裏稼業に手を染める青年を熱演し「とにかく『こいつダメだな』って第一印象をもってもらいたかった」。役作りでは“不摂生”を徹底したといい、「毎日寝ないでダラダラ過ごした。食事のバランスもあえて悪くして。おかげでうまい具合に顔がむくんだ。不摂生は楽でよかったですね(笑)」と振り返った。
石井克人監督が「闇金ウシジマくん」で知られる真鍋昌平の人気コミック「SMUGGLER」を映画化。妻夫木演じる役者志望のフリーター・砧が、借金返済のために始めた“危険物”の運搬処理を行う「運び屋(スマグラー)」の仕事を通じて、地獄を見ながら人間として成長し、一発逆転のチャンスにかける。妻夫木は「鮫肌男と桃尻女」(1999)を見て以来、石井監督とのタッグを切望し、今回は「オファーの瞬間に『やる』と決めた。ふだんは台本を読ませていただき、決めるんですが」と即決。それだけに「もう最高ですね」と今も興奮気味だ。
舞台挨拶にはスマグラーのリーダー的存在・ジョーを演じる永瀬正敏、裏社会の便利屋社長役の松雪泰子、約4年ぶりの邦画出演で無敵のチャイニーズマフィアを演じた安藤政信ら豪華キャストが勢ぞろい。妻夫木と永瀬は、今回が映画初共演。10年来の親交があるといい「やっと実現できてうれしい」(妻夫木)、「妻夫木くんや安藤くんの努力をずっと見てきたので感慨深い」(永瀬)。松雪は劇中でゴスロリ衣装に身を包み「楽しませていただきました。静かな気持ち悪さが出せればと意識した」と笑顔で語った。
メガホンをとった石井監督は「基本的にはアクションエンタテインメント。でもある種のホラーなので、それだけは心の準備をしてもらえれば。怖すぎたら笑ってください」と不敵な笑みを浮かべていた。
「スマグラー おまえの未来を運べ」は10月22日全国で公開。
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