ロカルノ映画祭で審査員特別賞「東京公園」凱旋上映が決定
2011年9月1日 11:29

[映画.com ニュース] 第64回ロカルノ国際映画祭で金豹賞(グランプリ)審査員特別賞に輝いた、青山真治監督作「東京公園」の凱旋上映が決まった。上映は9月3~16日、東京・吉祥寺バウスシアターで行われ、青山監督は17日に東京・オーディトリウム渋谷でトークショーに出席することも明らかになった。
同映画祭インターナショナル・コンペティション部門に正式出品された「東京公園」。青山監督の功績を称えるとともに、審査員たちの同作への熱い思いから、今回特別に設けられた金豹賞(グランプリ)審査員特別賞を戴冠。この受賞を受け、全国各地の劇場から祝福の声が集まり、同館での凱旋上映が決定した。期間中の上映は、すべて午後8時45分からのレイトショーとなる。
また、青山監督が仏文学者で映画評論家の蓮實重彦氏、黒沢清監督との鼎談(ていだん)を書籍化した「映画長話」の刊行を記念し、立教大学現代心理学部教授で映画監督の万田邦敏をゲストに招くトークショーが開催される。蓮實氏の講義「映画表現論」に触発され映画監督を志した3人が一同に会し、映画の“現在”を語り合うほか、当日は青山監督、万田監督の短編が上映される。
「東京公園」は、「トウキョウバンドワゴン」でブレイクした小路幸也の同名小説を映画化。公園で家族写真を撮り続けるカメラマン志望の光司(三浦春馬)のもとへ、「彼女を尾行して写真を撮って欲しい」という依頼が舞い込み、ゆるやかな距離でつながっていた女性たちとの関係が微妙に変化していく。主演・三浦をはじめ榮倉奈々、小西真奈美、井川遥といった豪華布陣が勢ぞろいしたことでも知られる話題作だ。
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