新旧作が続々公開 この夏、見て考えたい原発映画
2011年8月25日 19:06

[映画.com ニュース] 3月11日に起きた福島第一原子力発電所の事故は、1986年のチェルノブイリでの事故と同等の国際評価レベル7という危機的状況の中、事態の収束への道筋が未だ見えない。原発をテーマとした作品は数多く制作されており、今回の事故を商機と捉え、公開が決定した作品も少なくない。
現在公開中の、原子力発電所の危険性を訴えるドキュメンタリー「あしたが消える どうして原発?」は、チェルノブイリ原発事故から3年後の1989年、世界が原発への不安を抱くなか日本の福島第一原子力発電所を追って製作されたドキュメンタリー。原発反対運動にかかわる人々が中心となり地域のホールで上映されたことはあったものの、これまでテレビや大きな劇場で公開されることはなかった。国を挙げて原子力発電を推進していた当時の福島第一原発と、事故により無残な姿となった現在を重ねて、考えさせられる作品だ。
フィンランドに建設された、10万年間の保持が可能な高レベル放射性廃棄物の処分場。10万年後の人々にその安全性を伝えることができるのかを検証するドキュメンタリー「100,000年後の安全」は、4月当初は1館のみで上映していたが、6月には上映劇場が福島県を含む70館以上に激増。また、田中康夫議員らの企画により、国会でも上映され話題を呼んだ。
このほかリバイバル上映も含め、現在全国で原発関連作品が続々公開。秋公開の新作も待機している。映画を通し、存続の是非が国際的に問われている原発について、そして我々のエネルギーの未来を考えたい。
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