クジラの先祖はカバ!?驚愕の新事実が飛び出した「ライフ」試写会
2011年8月23日 15:56

[映画.com ニュース] 英BBCが最新のカメラ技術を駆使し、“動物と同じ目線”での撮影に成功したドキュメンタリー映画「ライフ いのちをつなぐ物語」の特別試写会が8月21日、東京・スペースFS汐留で行われた。上映前には、今年7月まで約7年間、東京・上野動物園の園長を務め、現在も多くの動物関連書籍の監修に携わる小宮輝之氏がトークショーに出席した。
約40年間も動物にかかわってきた小宮氏ですら、「初めて見るような映像もあったので驚きました」という同作。製作期間6年、総製作費35億円という規格外の作品だけに、「特定の季節だったり時間にしか行わない行動も多く収められていて、動物たちの一番良い姿が集められている、とてもぜい沢な作品だと思います」と話した。
“特に印象に残った動物”のひとつとして挙げたのは、天敵のトカゲと猛烈なチェイスを繰り広げるハネジネズミ。「モグラに近い生物だとされていたのですが、最近のDNA調査によって、一番近い動物はゾウだということが分かりました」と明かした。さらに「DNA調査といえば、クジラやイルカは、アシカなどから進化したと皆さん思っていますよね? 最近の調査で、カバから進化したことが分かったのです。カバたちが海へ出てクジラになったんですよ」と、動物研究の最前線にいる立場ならではのトークを繰り広げた。
この日は親子連れも多く来場し、終盤は子どもたちからの質問に小宮氏が回答するひと幕も。動物とうまく共存するためには、「1種の生物だけが数を増やすと環境が破壊されてしまいます。人間だけで生きていくことはできませんので、動物たち、植物たちも暮らせるような環境を作ることが大事」と答え、「この映画を見ると、こんなに素晴らしい動物たちが見られなくなるような世界にはしたくないなと思えます」と締めくくった。
「ライフ いのちをつなぐ物語」は、9月1日より全国公開。
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