岡田将生、初大河「平清盛」で源頼朝役&語り手に大抜てき
2011年8月8日 17:01
[映画.com ニュース] 俳優の岡田将生が、2012年に放送開始の第51回NHK大河ドラマ「平清盛」に出演することが分かった。8月8日、東京・渋谷の同局で行われた新キャスト発表会見で明らかに。岡田は、松山ケンイチ演じる平清盛の最大の敵・源頼朝役と同作の語り手を担当する。
同局は「歴史ドラマとしてだけでなく人間ドラマとして描きたい。演技派である岡田のチャレンジする気持ちが芝居に出れば」と最年少での頼朝役への抜てき理由を説明。岡田は、大河ドラマ初挑戦に「オレでいいのかと思ったけれどワクワクしている。なぜ自分がこの役に選ばれたのかを考えながら演じたい」と真しに語った。
この日、会見で発表されたのは岡田をはじめ、杏(北条政子役)、加藤浩次(兎丸役)、森田剛(平時忠役)、豊原功補(平忠正役)、中村敦夫(平正盛役)に加え、会見を欠席した吹石一恵(舞子役)、伊東四朗(白河上皇役)の8人。岡田、加藤を除く6人は、大河ドラマ出演経験を持つ。
紅一点で会見に臨んだ杏は、頼朝の妻として源の軍勢を奮い立たせる尼将軍・北条政子を演じる。「(北条政子は)悪女と言われているけれど、心が強くて信じたことは真っすぐ突き進む女性」と分析し、「時代劇と言いつつも、この話は政子にとって現代劇。常に政子にとって今とは何かを考えながらやりたい」と話す。
松山と初共演を果たす森田は、「不思議な空気があって、すごく熱いものがある。ウザく思ってもらえるように頑張りたい」とニッコリ。加藤も「(松山は)真っすぐに人のことを見る。自分の心の汚れを見透かされているんじゃ(笑)」と笑いをとり、「毎回キャラクターが変わっていて、役に入り込む子なのだな」と感心しきりだ。
新キャストともに会見に出席した松山は、「今回はリーダーたちの発表。すごく強い意志を持っている人ばかりです。早くリーダーたちとぶつかっていきたい」と笑顔をのぞかせた。台本が面白いと絶賛し、「今の時代と平安時代は似ているものがある。物があふれすぎていて、人にハングリーさが少ない」と持論を展開。そして「その中で武士という存在が人間として輝いている。そのパワーを清盛や物語を通して、表現していきたい」と意欲をのぞかせた。
8月18日にクランクインし、2012年1月から全50回で放送。