原裕美子、ゾンビと死闘「ヘルドライバー」は「気合いの一発」
2011年7月22日 15:00

[映画.com ニュース] 日本初の海外配給専門レーベル「SUSHI TYPHOON」の「ヘルドライバー」が、7月23日から全国公開される。ゾンビに感染してしまった日本列島を舞台に、母に父を殺され、心臓を奪われてしまった少女キカが、体に組み込まれたチェンソー型日本刀を武器に母に復しゅうをする姿を描く。モデルとして活躍し、同作で映画初主演を果たした原裕美子に話を聞いた。
オーディションで主役を勝ち取った原は、初のアクションシーンにも挑戦。クランクインの1カ月前から木刀を使用した稽古に励み、10日間というハードなスケジュールの中で撮影が敢行された。「並大抵のことではないんだなって、やってみて分かったんです。撮影も本当に大変で、途中で心が折れてしまったこともありました」と吐露。しかし「出来上がったものを見て、やったかいがあったなあって。主演を演じることができたということは、すごく素敵な経験。海外に向けて強烈なインパクトを残す作品に出ることができて、本当に光栄だなと思っています」と語る。
「東京残酷警察」「片腕マシンガール」などで知られる西村喜廣監督がメガホンをとり、コミカルなスプラッターとして映画化した。「まだ頑張れるんじゃないか」と何度も追い込まれたそうで、「役者として未熟なところに対してモチベーションが変わって、どんどん監督が求めているものが出せるようになった」という。西村監督は「追い込みをかける分、すごく愛情豊かな人」だと明かし、「本当に良いものをつくりたい、この作品を世界に送り出したいっていう、モノ作りの心が伝わってきて素晴らしい監督」と絶賛。過酷な現場を乗り越えた原は、「どんな現場でもガッツと根性は自信を持って大丈夫と言える」と笑顔をのぞかせた。

女優としてのキャリアを本格的にスタートした同作は、原にとって「気合いの一発」となった。「ここまで追い詰められたことはなかったし、演技も自分の振り幅でしかしたことがなかったので、『振り幅を越えてやれ、出せ、見せろ』みたいな感じで追い詰められたリアルなものが映画の中に残っています。バンバンと両ほほを殴られたくらいの衝撃でした」と振り返った。
海外に向け日本映画の個性を打ち出す「SUSHI TYPHOON」の作品に参加し、現在の日本映画は「監督のオリジナル脚本で映画を撮ることが少ない」と指摘。「オリジナルだからこそ出せる強烈な世界観があると思う。日本映画がフワンとした恋愛映画だけでなく、ぎっしりしたスケジュールと低予算でもこんなに強烈なインパクトがあって素晴らしいものが作れるっていうことを、たくさんの監督に見てもらいたい」と真しな表情で語った。
「ヘルドライバー」は、7月23日から公開。
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