中村うさぎ「決定的なドキュメント」平野勝之監督11年ぶり新作を絶賛
2011年7月20日 16:12

[映画.com ニュース] 作家の中村うさぎが7月19日、都内で行われたトークイベント「AV監督失格! 百花繚乱の90年代 AV黄金期の平野勝之」に出席し、平野勝之監督が11年ぶりに放つ新作「監督失格」(庵野秀明プロデュース)を「こういう決定的なドキュメントを見るのは最初で最後になるはず」と絶賛した。
200本以上の作品に出演しながらも、2005年に34歳で急逝した女優・林由美香を題材としたドキュメンタリー。林さんの元恋人でドキュメンタリー「由美香」(97)を手がけた平野監督が、ふたりの約15年間にわたる記録と、林さんの死後に新撮した映像で構成した。
平野監督にとっては、“過去の喪失”と向き合う作業となっただけに「作るのは本当にきつかった。プロデューサーにいじめられ、孤立し、シャレになれない状態だった」。「由美香」を再編集した理由を、「ネタバレになるので語れないが、絶対に外せない要素だった。あくまで(林さんを)初めて知る人を対象にした作品」と説明していた。
この日は、平野監督が90年代に監督した「水戸拷問-大江戸ひきまわし-」「ザ・タブー 恋人たち」「ザ・ガマン しごけ!AV女優」「わくわく痴漢講座-痴漢の達人-」「21歳-みたされない隙間の時-」が上映された。AV女優や若き日の井口昇(「ロボゲイシャ」「電人ザボーガー)が、嘔吐物などにまみれながら性行為に臨む姿に、客席からは笑いと悲鳴が聞こえていた。トークイベントにはAVライターの東良美季とAV監督のペヤングマキも出席した。
「監督失格」は、9月3日から東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで独占先行公開。
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