M・ベイ監督、3D上映方法を各映画館チェーンに直接指示
2011年6月24日 11:25

[映画.com ニュース] アメリカ市場における3D映画人気に陰りが見えるなか、「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」の公開を控えるマイケル・ベイ監督が、上映環境改善のために奔走している。
ニューヨーク・タイムズ紙によれば、ベイ監督は米主要映画館チェーンのCEOに次々と電話をかけ、同作を規定の明るさで上映するように要請したという。3D映画を鑑賞する際はメガネをかけるため、そのぶん画面が暗く見えてしまう。そのため、デジタル映写機の明るさを調整する必要があるのだが、映写機のランプの寿命を長くしたい映画館側は必ずしも調整を行っていないのが実情だ。
そのため、画面が暗い場面は3D版だとほとんど見えなくなり、3D映画の不評の原因のひとつと言われている。トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」は、「アバター」のクルーと機材を駆使して撮影した正真正銘の3D映画であり、「自分の名前がついている以上、技術的には完ぺきを目指した」とベイ監督はその仕上がりに胸を張っている。
だからこそ、せっかくの自信作が不適切な環境で上映されることのないよう、自ら劇場サイドに連絡しているようだ。ちなみに「アバター」の2009年の全米興行収入のうち85%は3D上映館からの収益だったが、今年公開された「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命(いのち)の泉」は47%にまで落ち込んでいる。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【最愛の妻がテロリストに殺された――】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者…
【イカれた映画を紹介するぜ!】命令無視の異常者チームが無許可で大暴れ! ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

絶対に絶対に絶対に“超ネタバレ厳禁”
【涙腺崩壊、感情がぐちゃぐちゃで大変】早く話したいから、お願いだから、みんな早く観てほしい。
提供:リトルモア

映画が大好きな人へ――
“映画館でオトクに観る裏ワザ”、ご紹介させてください!【知らないと損な神情報】
提供:KDDI