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ほろ酔いの山下監督「マイ・バック・ページは正直疲れる」と本音

2011年5月17日 20:53

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「マイ・バック・ページ」の魅力について語る
「マイ・バック・ページ」の魅力について語る

[映画.com ニュース] 妻夫木聡松山ケンイチが初共演した「マイ・バック・ページ」のトークショーが5月17日、東京・シネマート六本木で行われ、山下敦弘監督、長塚圭史山内圭哉が出席した。「酔いどれトークショー」と銘打たれ、山下監督らがビールを片手に撮影時のエピソードや20代のころの思い出を振り返った。

文芸・映画評論など幅広く活躍する川本三郎氏の著書「マイ・バック・ページ 60年代の物語」を映画化。71年の自衛官殺害事件を軸に、時代を変えようと葛藤(かっとう)する青年の姿をノンフィクションで描く。

ビール片手に映画談議に花を咲かせる3人
ビール片手に映画談議に花を咲かせる3人

山下監督、長塚、山内は撮影前から交流があったという。山下監督と10年越しの初仕事となった山内は、「大きい現場をまわして立派になったなあ。ふだんはおとなしいけど、カット割りとか決めてるとき、いきいきとしてすごい人間らしい」とほめそやした。一方の山下監督は、「(山内の)奥さんも一緒に飲むと、立派になったなあって涙ぐむんですよね」と会場の笑いを誘った。

群馬で撮影を敢行した大学のシーンでは、学生運動のカリスマを演じた山内とともに、多くの映画監督が参加しているという。山内が「待ち合わせ場所に行ったら、知ってる監督がやたらいるんすよ。なんだろうって思ったら、アジトで後ろにいるのがみんな映画監督で」と明かすと、山下監督は、「俺の中の関西オールスターズ」と笑顔を見せた。

同作の見どころについて聞かれた山下監督は、「キャスト全員が素晴らしい。すごく厚みがありすぎるんじゃないかな。正直疲れると思います、キャストのパワーに」とほろ酔いで絶賛した。

マイ・バック・ページ」は、5月28日から全国で公開。

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