M・タイソンの顔面タトゥアーティスト、米ワーナーを提訴
2011年5月2日 14:44
[映画.com ニュース] マイク・タイソンの有名な顔面タトゥを手がけたS・ビクター・ホイットミル氏が、大ヒットコメディ映画の続編「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」を製作した米ワーナー・ブラザースに対し、無断でデザインを盗用したとして米ミズーリ州の裁判所に訴状を提出した。
同作は、ブラッドリー・クーパー、ザック・ガリフィアナキス、エド・ヘルムズ、ジャスティン・バーサの4人が、前作に続き出演。結婚を控えたスチュ(ヘルムズ)と男友だちが、タイ・バンコクでバチェラーパーティを繰り広げる。翌朝目覚めると、部屋には猿がいて、アラン(ガリフィアナキス)は丸刈り、スチュの顔にはタトゥが入っており、再び想像もしなかった事態が起こってしまうというストーリーだ。
米ハリウッド・レポーター誌によれば、著名タトゥアーティストのホイットミル氏は、ヘルムズ演じるスチュの顔面タトゥがタイソンのものに酷似していると指摘している。デザインを考案したのは自分であり、著作権は自分にあること、タイソンもそれを認めていることを主張。ホイットミル氏は、著作権侵害を訴える訴状を提出し映画の公開差し止めを求めている。
タイソンは、前作にカメオ出演。続編でスチュの顔面タトゥはストーリー上、タイソンと関与しているという。ワーナー・ブラザースはコメントを発表していないが、公開を目前にして難局に立たされた格好だ。「ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える」は、5月26日全米公開、7月1日から日本公開。
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