橋口亮輔監督「ピュ~ぴる」ドキュメンタリーに「とうとうと泣いた」
2011年4月10日 09:49

[映画.com ニュース] 国際的に活躍する現代美術アーティスト・ピュ~ぴるを追ったドキュメンタリー「ピュ~ぴる」(松永大司監督)のトークイベントが4月9日、東京・渋谷のユーロスペースで行われ、ピュ〜ぴる、松永監督、ゲストとして橋口亮輔監督が出席した。
俳優としても活動していた松永監督は、橋口監督の「ハッシュ」(2002)に出演。橋口監督のオーダーで、“ゲイバーのイケてないホモ”役を演じた松永監督は、「橋口さんの作品に何の役でもいいから出たかったんです。でもそのとき、『ウォーターボーイズ』の撮影をしていて、日焼けをして怒られたんです」と当時のエピソードを披露した。
映画「ピュ~ぴる」は、ピュ~ぴると長年の友人である松永監督が、性同一障害、失恋、去勢手術を経て横浜トリエンナーレでのパフォーマンスに至るまでの8年間を追ったドキュメンタリー。完成後13カ国の海外映画祭に招待され、今年1月のロッテルダム国際映画祭では、700本以上の上映作品から観客投票でベスト10入りという快挙を成し遂げた。
同作について、橋口監督は「とうとうと泣きましたよ」と感動した様子。さらに、「作品にはその人の人柄が出るもの、その方が作品として力があると思うんです。ものすごくシンプルな構成で、松永くんはドラマチックな場面でもただ寄り添って撮っている。ドキュメンタリーとしてそれを食い足りないと思う人もいるかもしれないが、松永くんの節度、優しさだと思う」と称えた。
さらに、偽りのない姿をさらけ出したピュ~ぴるに対しては「本当に世の中に対して、自分に対して戦ってる。オレもそうですけど、血を流しながら正直に生きていると傷つくことも多い。だけど、その姿は必ず人に伝わるはず」と同調していた。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
玉木宏、コンプラ度外視な保険調査員役でフジドラマ9年ぶり出演 「プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮」1月スタート
2025年11月12日 05:00
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー