米メジャー4社と興行主の対立深まる オンデマンド配信に反対
2011年4月8日 15:20

[映画.com ニュース] ワーナー・ブラザース、ソニー・ピクチャーズ、ユニバーサル・ピクチャーズ、20世紀フォックスの米メジャー4社が、「ホーム・プレミア」と名付けた新たな映画配信サービスを発表して以来、興行主との対立が深まっている。
「ホーム・プレミア」は、米ディレクTVで提供される新たな高級オンデマンドサービス。劇場公開から60日しか経過していない最新作を配信するのが最大のウリだ。この新サービスの発表直後から、米興行主の業界団体National Association of Theater Ownersは、観客動員が減るとして反対声明を発表していた。
全米3万8605スクリーンのうち、1万6000スクリーン近くを持つAMC、リーガル、シネマークの3大チェーンは、メジャー4社の作品の予告編を上映しないなどの対抗措置を発表。さらに、ハリウッド・レポーター誌によれば、興行主側はジェームズ・キャメロン監督の支持を取りつけたという。キャメロン監督は近々、声明を発表する見込みで、稀代のヒットメーカーの抗議を受けてスタジオ側がどう反応するかに注目が集まる。
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