沖縄国際映画祭のチャリティ精神、世界の映画祭に波及
2011年3月29日 20:38

[映画.com ニュース] 東日本大震災のチャリティを目的に開催された第3回沖縄国際映画祭の趣旨に、世界の映画祭から賛同の声が集まっている。3月18日にカウントダウンイベントがスタートし、27日に閉幕した同映画祭。募金・寄付総額1851万9189円が、義援金として被災地へ届けられるなか、映画界の取り組みはまだまだ終わりそうにない。
沖縄からの“エール”に即座に反応したのは、韓国の釜山国際映画祭。同映画祭のイ・ヨングァン執行委員長が、沖縄国際映画祭の審査委員長を務めた縁もあり、具体的な協力申し入れがあった。釜山サイドは、今年10月の開催時に「私たちにもできることが、きっとある。」とメッセージが書かれたTシャツを、スタッフが着用することを確約している。
沖縄国際映画祭の運営を中心的に手がける吉本興業は、賛同の声を寄せている各映画祭の主催者に対し、被災地などの避難所で上映するのにふさわしい作品を推薦してほしいと要請。釜山国際映画祭は推薦作についていち早く選定することを約束しており、映画を上映する環境が整備され次第、上映会を順次実施する予定だという。吉本関係者は、「沖縄からのエールの輪が世界中の映画祭につながれば」と期待を寄せている。

10日間にわたり開催された第3回沖縄国際映画祭では、募金・寄付総額1851万9189円が集まった。募金1094万9189円に加え、“Peace部門”海人賞グランプリと審査員特別賞に当たるゴールデンシーサー賞の2冠に輝いた「阪急電車 片道15分の奇跡」と、“Laugh部門”海人賞グランプリを戴冠したタイ映画「A Crazy Little Thing Called Love」の2作品が、賞金総額500万円(各250万円)を寄付した。
さらに、短編映像に特化した部門World Wide Laughグランプリを受賞したTBS「あらびき団」の「BALLOON MAN the CHALLENGE」が100万円、JIMOT CM COMPETITIONグランプリを獲得した沖縄県の鈴木雅子さんが47万円を義援金として提供。また、沖縄ファミリーマートが100万円、沖縄サントリーが10万円を寄付しており、これら全額が日本赤十字社を通じて被災地へ届けられる。
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