亀田興毅、復興に“絆”訴える
2011年3月29日 16:29

[映画.com ニュース] WBA世界バンタム級王者・亀田興毅が3月29日、ボクシング映画「ザ・ファイター」が上映されている東京・新宿ピカデリーで舞台挨拶に立ち、3月11日に発生した東日本大震災を受けて「日本みんながひとつになって、強い絆(きずな)を結んだらもっと早く復興できるはず」と呼びかけた。
亀田はすでに、宮城県をはじめ被災地に、支援物資として飲料水1万本などを送っている。 デビッド・O・ラッセル監督が、実話をもとにプロボクサーのミッキー・ウォードと、異父兄ディッキー・エクランドのきずなを描いたドラマ。マーク・ウォールバーグが主演と製作を務め、第83回アカデミー賞で元天才ボクサーの兄を演じたクリスチャン・ベールが助演男優賞、母親役のメリッサ・レオが助演女優賞に輝いた。亀田本人も「自分の試合よりも、弟たちの試合の方が緊張する」といい、同作が描く家族愛や兄弟の絆に共感した様子。「家族がおれへんかったら、ここまで来られなかった」とアピールし、同作のポスターに直筆の“絆”を披露した。
5月7日に地元・大阪で行われる初のタイトル防衛戦は、チャリティマッチとなる予定で「困ったときはお互いさま。西日本は元気や。大阪から何かを届けられたら」と早くも気合十分。「今はしっかり体をつくって、いい試合をするだけ」と抱負を語った。また、4月2日に試合を控えた弟・大毅には「練習でやってることを出すだけ。実力はあるから、リングで発揮すればいい」とエールを送った。 「ザ・ファイター」は全国公開中。
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