渡辺大主演「ラーメン侍」がクランクアップ
2011年3月25日 18:45

[映画.com ニュース] とんこつラーメン発祥の地といわれる福岡県久留米市を舞台にした映画「ラーメン侍」が、3月22日にクランクアップを迎えた。人気ラーメン店オーナーで、ラーメンフェスタの発案者でもある香月均氏が、地元誌に連載していたコラムを元に映画化した。
東京のデザイン事務所に勤めていた光(渡辺大)は、父の訃報を聞き故郷・九州に戻って家業のラーメン店を継ぐことになる。父が残した店は重荷でしかく、ラーメンづくりにも自信がもてず、従業員とも衝突する日々だった。そんな中、母の嘉子(山口紗弥加)から、父の屋台やラーメンに込めた思いを聞かされ、記憶を頼りに父の味を再現しようと試行錯誤を始める。九州が誇るとんこつラーメンと屋台にまつわる人間ドラマを、人情味たっぷりに描いた。

出演者、スタッフは撮影半ばで東日本大震災のニュースを聞いた。瀬木直貴監督は「こんな大変なときに映画なんか撮っていてもいいのか? と自問した瞬間もあります。ですが、被災地の福島に住む知人からもらった“撮影頑張ってください”というメールに力づけられた」と振り返った。
作品前半で息子・光、後半で父親・昇と1人2役を演じる主演の渡辺は、「屋台には都会の居酒屋やレストランにはない人と人とのコミュニケーションがある。初めて屋台の醍醐味を知りました」と久留米の魅力を語った。昇の妻で光の母親である嘉子を1人で演じた山口は福岡出身。「ひとつの作品でひとりの役を18~53歳まで演じたのは初めて。とんこつスープのように味わい深い、濃厚な映画になると思います」と思い入れたっぷりにアピールした。
「ラーメン侍」は10月22日T・ジョイ博多、T・ジョイ久留米ほかで九州一斉公開。
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