「ランウェイ☆ビート」初日、キャスト陣が募金呼びかけ
2011年3月19日 15:45
[映画.com ニュース] 瀬戸康史の主演映画「ランウェイ☆ビート」が3月19日、全国116スクリーンで封切られ、瀬戸をはじめ、桜庭ななみ、桐谷美玲、IMALU、田中圭、大谷健太郎監督らが東京・新宿ピカデリーで舞台挨拶を行った。
天才なデザイン力を持つ転校生の美糸(瀬戸)が、文化祭恒例のファッションショーに情熱を傾け、バラバラだったクラスを一致団結させていく青春ストーリー。無料デコメールサイト「デコとも」で連載された原田マハの同名小説を映画化した。当初151スクリーンでの上映予定だったが、3月11日に発生した東日本大地震の影響により、一部劇場が閉館中。配給の松竹によれば、安全面の確認が取れ次第、順次公開を再開したいとしている。
瀬戸は「こうした状況のなか、初日を迎えることができてうれしく思う。大変な思いをされている方々に、僕らができることは少ないが、作品を通して元気とパワーを与えることができれば」。スタッフ、キャストが一丸となった撮影を振り返り、「初主演のプレッシャーを感じたが、皆さんに支えられていると感じた。今は改めてきずなと愛の大切さを感じています」と感慨深げだ。
桜庭も、「ひとりでも多くの方が笑顔を取り戻し、元気になっていただきたい」と挨拶。大谷監督は「我々映画人ができることは、映画を通して、ひとりでも多くの方に夢や希望、明日へ向かう元気を与えていくこと」と思いを語った。
この日は、キャスト陣が被災地に向けた募金をアピール。自ら募金箱を手にし、協力を仰いだ。募金は日本赤十字社を通して、被災地に寄付される。また、映画のノベルティグッズであるトートバック5000個、Tシャツ300枚が援助物資として送られることも発表された。
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