大泉洋、地元ススキノ舞台の探偵映画に主演 “相棒”は松田龍平
2011年3月7日 05:00
[映画.com ニュース] 俳優の大泉洋が、東直己の人気探偵小説を映画化する「探偵はBARにいる」(橋本一監督)に主演することがわかった。北海道・札幌のススキノが舞台となるだけに、現在も同所を拠点に活動する大泉にとっては、まさにホームタウン。相棒役に松田龍平を得て、並々ならぬ意欲をのぞかせている。
「探偵はBARにいる」は、シリーズ10作を誇る“ススキノ探偵シリーズ”の1作目のタイトル。映画では、2作目となる「バーにかかってきた電話」の内容が描かれる。大泉が演じるのは、酒好きで美人に弱い探偵の“オレ”。根城にしているバー「ケラー・オオハタ」でギムレットを毎晩飲むオレは、金にこびず独自のポリシーを持ち、暴力を目の当たりにしても依頼人を最後まで守ろうとするアウトサイダーな役どころだ。
ローカルのバラエティ番組「水曜どうでしょう」で人気を博し、北海道では絶大な人気と知名度を誇る大泉。それだけに、「北海道で映画を撮ってくれるだけでうれしいです。地元ではすごく身近な存在なので、『洋ちゃん、お疲れ!』みたいな感じで声をかけてくれるんです」と笑う。だからこそ、「この作品を見て北海道に来たくなるような、そんな作品にしたいです。頑張るぞ!」と意気込んでいる。
一方、松田は北海道大学農学部助手で空手の達人の高田を演じる。マイペースのため探偵とのケンカは絶えないが、いざというときのピンチに駆けつけてくれる頼れる相棒だ。大泉とはすっかり意気投合したようで、「一緒にやってみて、すごくあったかい人だなと思いますね。壁をうまいこと超えてくれるから、とてもやりやすいです。今回、それが役をやるにあたって重要なことなので、本当に助かっています」と明かした。
ストーリーは、オレがいつものように飲んでいると、コンドウキョウコと名乗るナゾの女から1本の電話がかかってくる。「ある男に会い、彼にひとつ質問してほしい」。簡単な依頼のはずが、直後に命を狙われる。その後もコンドウキョウコに翻ろうされながら、ふたつの事件へとたどり着き、核心へと迫っていく。
製作に際し、「相棒」シリーズを大ヒットに導いた東映とテレビ朝日が再タッグを組む。橋本監督は、「最近の日本映画にはない、ハードボイルドなジャンルを目指す。東映の昔からある伝統の娯楽活劇、娯楽映画をもう1回新しい形で復活させようと思っている」と話した。東映サイドは、続編を含むシリーズ化を視野に入れているという。2月17日に北海道でクランクインし、3月中旬からの関東近郊でのロケを経て、下旬にクランクアップを予定している。
「探偵はBARにいる」は、9月に全国で公開。
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