一青窈「唐山大地震」イメージソングを“本気”で書き下ろし
2011年3月3日 08:00
[映画.com ニュース] 歌手の一青窈が、中国映画の歴代興行収入を記録した「唐山大地震 想い続けた32年」のイメージソング「泣きべそ」を書き下ろしていることがわかった。中国で“催涙弾映画”と呼ばれている同作を見た一青が、劇中で描かれる家族の姿に心を打たれ、中国語も織り交ぜた作詞に挑戦。人々に力強く生きていく勇気を訴えかける楽曲が仕上がった。
フォン・シャオガン監督がメガホンをとった同作は、中国国内観客動員2000万人、累計興行収入80億5000万円を記録する大ヒット。20世紀最大の震災といわれ、23秒間の地震で未曾有(みぞう)の被害を出した唐山大地震を舞台に、過酷な運命を背負った家族の強いきずなを描く。
配給の松竹は、全編を通して伝えようとする“家族のきずな”を、魂を込めた一青の詩で表現してほしいと相談した。くしくも、一青は地震が実際に起こった1976年生まれ。実際に映画を鑑賞し、スクリーンいっぱいに込められた“生きる力”に深く感銘を受けたことから書き下ろしが実現した。
一青は、楽曲を完成させ「泣きべそをかくときも生きているなかではたまにありますが、心を強く持って生きてほしいという気持ちで詞を書きました」と述懐。そして、「空を抱きしめるときに涙ごと自分も抱きしめてあげるように、この歌を聴いて心が温かくなってくれたらいいなと思います。『泣きべそ』というタイトルは決して弱いイメージではなく、強い心と表裏一体のもの」とコメントを寄せた。
「泣きべそ」は配信限定シングルとして、モバフォ、iTune、レコチョクで3月23日から配信開始。
「唐山大地震 想い続けた32年」は、3月26日から全国で公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント