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井上真央が感情爆発&号泣「八日目の蝉」本予告が公開

2011年2月16日 18:00

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劇中で号泣する井上真央
劇中で号泣する井上真央
(C)2011「八日目の蝉」製作委員会

[映画.com ニュース] 井上真央主演で、角田光代の人気小説を映画化する「八日目の蝉」(成島出監督)の本予告編が公開された。父親の不倫相手だった誘拐犯に育てられるという数奇な運命を背負った主人公・恵理菜の内面の葛藤(かっとう)や、どう接していいのかわからない両親(田中哲司森口瑤子)の苦しみが丹念に抽出される構成に仕上がった。

第2回中央公論文芸賞を受賞した同名小説は、昨年3~5月にNHKが檀れい主演でドラマ化。檀が扮した、愛人宅から乳児を連れて逃亡し、警察に逮捕されるまでの4年間にわたり愛情を注ぎ続ける希和子を、永作博美が演じる。映画で軸になるのは、井上扮する恵理菜が大学生にまで成長し、自らもまた不倫相手の子どもを妊娠してしまい、真実の愛とは、母性とは何かを模索しながら成長するパートだ。

予告では、恵理菜役の井上がナレーションを担当している。「21年前、土砂降りの雨の中で起きた誘拐事件。犯人は父の愛人、誘拐されたのは私。私はその人を本当の母だと信じていた」。衝撃的な告白から始まり、成長した恵理菜のもとへ身元を隠すために幼少期を過ごした宗教施設で仲の良かった幼なじみ・千草(小池栄子)が訪ねてくるシーンから怒とうの展開を見せる。

本当の家族のもとに戻ってからも自分の居場所を見出せない恵理菜に対し、森口演じる母が「私だって、ちゃんと普通の母親になりたかったのよ!」と泣き崩れるシーンで見せる井上の表情は、母の長年の苦しみを初めて理解する重要な局面。また、自らの生い立ちに対してあきらめに似た感情を抱いていた恵理菜が、妊娠をきっかけに「どんな風にかわいがって、どんな風にしかって、どんな風に仲良くなっていいのか分からない」と千草に感情を吐露するシーンは見逃せない。

また、希和子から薫と呼ばれていた時代の恵理菜が、幸せなひとときを過ごした小豆島の風光明媚なロケーションも秀逸。同作のために書き下ろされた中島美嘉の主題歌「Dear」が流れるなか、井上が号泣するシーン、そして「なぜ私だったの? なぜ誘拐したの?」という問いかけは、見る者にさまざまな余韻を与えるに違いない。

八日目の蝉」は、4月29日から全国で公開。

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