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江口洋介“伝説のパティシエ”演じ自画自賛

2011年2月11日 14:50

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バレンタインケーキにご満悦
バレンタインケーキにご満悦

[映画.com ニュース] 見習いパティシエの成長をハートウォーミングに描く「洋菓子店コアンドル」が2月11日、全国100スクリーンで封切られ、初共演を果たした江口洋介蒼井優をはじめ、江口のりこ尾上寛之戸田恵子、メガホンをとった深川栄洋監督が東京・新宿バルト9で初日舞台挨拶に立った。

恋人を追いかけて上京してきたケーキ屋の娘・なつめ(蒼井)は有名洋菓子店「パティスリー・コアンドル」に転がり込み、パティシエ修行を始める。そこで出会ったスイーツ評論家の十村(江口)は、悲しい過去を背負いスイーツ作りを捨てた伝説のパティシエだった。スイーツ修業や常連客との交流を通して、なつめの成長と十村の再生が描かれる。

江口は、「ケーキづくりを練習しようと、道具を買ってうちで作った。実際、映画を見たら“伝説のパティシエ”に見えましたね」と自画自賛。同作はサンタバーバラ国際映画祭のアジア映画に特化したコンペ部門で、イースト・ミーツ・ウエスト賞を受賞しており、「こうして初日も迎えて、めでたいこと続き」と喜んだ。初の映画賞受賞となった深川監督は、「人と人の結びつきを丁寧に描いたつもり。人情物語がアメリカの人たちにも響いたのかな。ぜひ感想を聞いてみたい」と語った。

一方、蒼井は「感情の起伏が激しい役。鹿児島弁で一気に話すのも大変だった」。なつめの恋人・海千尋役の尾上が「いかにダメな男に見えるかを意識した」と語ると、「海くんの彼女は、うちの事務所の後輩なんですよ。やっぱり若いほうがいいんだ」とかみつく場面もあった。江口のりこと戸田は、撮影前にケーキづくりの練習に励んだが「本編を見たらテーブルばっかふいていた。残念だな」(江口)、「ケーキをつくっているシーンがあまり映っていない」(戸田)とぼやき節だった。

それでもバレンタインを直前に、女性陣が男性陣にバレンタインの特製ケーキをプレゼント。江口は、「人生辛いことばかりじゃない。ケーキが人を結びつけるのもいいもんだなと思います」。蒼井も「小さな世界のお話ではありますが、注げるだけの愛情は注いだ。人っていいなと思える映画で、私は好きです」とアピールした。

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