堀北真希、ベルリン行き決定で海外映画祭初参加
2011年1月29日 13:17

[映画.com ニュース] 東野圭吾のベストセラー小説を映画化した「白夜行」が1月29日、全国210スクリーンで公開初日を迎え、悪女役に初挑戦の堀北真希をはじめ、高良健吾、船越英一郎、メガホンをとった深川栄洋監督が東京・新宿ピカデリーで舞台挨拶に立った。第61回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品されるが、堀北の現地入りが決定。2月12日(現地時間)に行われる公式上映で、舞台挨拶に登壇する予定だ。
原作は累計200万部を売り上げ、テレビドラマ化もされた同名ベストセラー。殺人事件の容疑者の娘として育った雪穂(堀北)が、類まれな美ぼうを武器に被害者の息子である亮司(高良)や周囲の人々を翻弄しながら、のし上がる姿を重厚に描く。堀北が海外の国際映画祭に出席するのはこれが初めて。「まだ実感は沸きませんが、思いっきり映画祭の空気を感じたい。カメラを持っていきます」と期待を寄せた。
高良にとっては昨年の「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」に続き、2年連続のベルリン出品で「運がいい。僕は今回も(ベルリンに)行くことができませんが、作品が行くので」と喜んだ。船越は、「世界中の映画人が集まる場で上映されるのは光栄。これをきっかけに、世界のどこかでこの映画が上映されるかもと思うと興奮しますね。本当は0泊3日でも行きたいんですが、今も(ドラマの撮影で)京都の町を走り回っておりまして(笑)、残念です」と現地入りできず悔しそうな表情を浮かべた。
撮影中に体重が6キロもやせたという深川監督は、「ベルリンも含め、3大映画祭はアーティスティックでとがった作品が出品されるイメージ。そこに日本の商業映画が行くのは珍しいことだし、日本の映画界にとっても意味があると思う」と胸を張った。堀北は、「人間の負のエネルギーを通して、たくさんのメッセージが詰まった作品。今は誇りと満足を感じている」とベルリン出陣に向け、気持ちを新たにしていた。
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