S・ソダーバーグ監督が映画界から引退? 盟友M・デイモンが明かす
2010年12月27日 12:00

[映画.com ニュース] スティーブン・ソダーバーグ監督の新作「Contagion(原題)」を撮影中のマット・デイモンが、米ロサンゼルス・タイムズ紙のインタビューで、同監督が映画界からの引退を考えていることを明かした。
来年1月に48歳になるソダーバーグ監督。引退するには若すぎるようだが、デイモンいわく「まだ別のキャリアに挑戦することが可能な年齢で、だからこそ監督業を辞めて、絵を描きたいと言っている」。またデイモンは、「(ソダーバーグ監督は)映画で物語を語ることよりも、その“形”の部分に関心をもって映画作りを続けてきたが、もはやそのことにも疲れ果てているようだ」と引退の理由を語っている。
ソダーバーグ監督自身も昨年、米エスクァイア誌に「51歳までに引退する」と話しているが、51歳を迎える2014年は、「セックスと嘘とビデオテープ」(89)で鮮烈な監督デビューを飾ってから25周年の節目にあたる。デイモンは、同監督の引退の時期についてより具体的に、「来年の夏にマイケル・ダグラスと自分が出演する『リベラーチェ』を撮影し、その後ジョージ(・クルーニー)主演作を1本やってそれで引退の予定だ」と説明した。
監督への転向を考えているデイモンは、「クリント(・イーストウッド)との仕事を終えたあとでスティーブンに言ったんだ。『クリントは80歳にして本当に楽しそうに映画を作っているよ』って。そしたらスティーブンは、『それは、彼はストーリーテラーだが、自分はそうじゃないからだよ』と答えた」と述懐。そして、「映画界にとって非常にもったいないことだと思う。僕はこれから40年かけて、すばらしい監督になれるよう努力するけど、スティーブンが到達した場所にたどり着くことはけっしてないだろう。それなのに、彼はそこから立ち去ろうとしているんだ」と残念そうに話した。
関連ニュース






「キス・ザ・フューチャー」あらすじ・概要・評論まとめ ~無条件の愛―サラエボの“希望の灯火”となったU2奇跡のライヴ!~【おすすめの注目映画】
2025年9月25日 12:30
映画.com注目特集をチェック

ワン・バトル・アフター・アナザー
【個人的・下半期で最も観たい映画を実際に観たら…】期待ぶち抜けの異常な面白さでとんでもなかった
提供:ワーナー・ブラザース映画

ハンサム・ガイズ
【すっげぇ楽しかった超刺激作】激チャラ大学生が襲いかかってきて、なぜか勝手に死んでいきます(涙)
提供:ライツキューブ

てっぺんの向こうにあなたがいる
【ベスト“吉永小百合主演映画”の話をしよう】独断で選んだTOP5を発表! あなたの推しは何位!?
提供:キノフィルムズ

スパイによる究極のスパイ狩り
【前代未聞の心理戦】辛口批評サイト96%高評価、目を逸らせない超一級サスペンス
提供:パルコ

レッド・ツェッペリン ビカミング
【映画.com編集長が推したい一本】むしろ“最前列”で観るべき奇跡体験! この伝説を人生に刻め!
提供:ポニーキャニオン

酸素残量はわずか10分、生存確率0%…
【“地球で最も危険な仕事”の驚がくの実話】SNSで話題、極限状況を描いた超高評価作
提供:キノフィルムズ

なんだこのかっこいい映画は…!
「マトリックス」「アバター」など数々の傑作は、このシリーズがなければ生まれなかった――
提供:ディズニー

宝島
【超異例の「宝島」現象】こんなにも早く、心の底から“観てほしい”と感じた映画は初めてかもしれない。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント