ハリウッド業界人が選ぶ優秀脚本「ザ・ブラックリスト2010」発表
2010年12月22日 16:04
[映画.com ニュース] 製作前の脚本を、ハリウッドのスタジオ重役らの人気投票によってランキングする「ザ・ブラックリスト」の2010年度版が発表された。
ブラックリストは、04年にスタジオ重役のフランクリン・レナードが始めたアンケートシステム。同業者にその年に読んだ脚本のなかから良かったものを10本まで挙げてもらい、総得票数で順位付けするもので、今年は約300人が回答している。レナードは、リストの趣旨について「ここに選ばれた脚本は、“ベスト”というよりも、強いていえば業界人に最も好まれている作品」だと説明している。
今年の上位5本はいずれもすでに製作が決定しており、第3位に日本の小説家、桜坂洋のSF小説「ALL YOU NEED IS KILL」を脚色したダンテ・ハーパーの脚本、第5位にテレビシリーズ「プリズン・ブレイク」の俳優ウェントワース・ミラーの脚本家デビュー作が入っている。
なお、製作未定の脚本も、ブラックリスト入りすることで注目を集めて製作にいたる場合が多い。ディアブロ・コーディの「JUNO ジュノ」、スコット・ノイスタッター&マイケル・ウェバーの「(500)日のサマー」などもそのケース。ちなみに、今年のアカデミー賞レースを独走中の「ソーシャル・ネットワーク」の脚本(アーロン・ソーキン)は、09年版ブラックリストの2位だった。
ザ・ブラックリストの5位までは以下の通り(カッコ内は脚本家名)。
ブッシュ前大統領の補佐官ほかホワイトハウスの要職を歴任したカール・ローブが、大学時代に共和党全国学生委員長の座に就くために行った汚い選挙運動の実態を描く。Anonymous Content製作。
ジョン・F・ケネディ大統領の暗殺から7日間の未亡人ジャッキー・ケネディの姿を描く。フォックス・サーチライトほか製作。
桜坂洋のSF小説「ALL YOU NEED IS KILL」の映画化。近未来の地球を舞台に、戦闘で死んだはずの主人公の兵士が、意識を取り戻すと出撃前の朝に戻っているという日々が繰り返される。ワーナー・ブラザース製作、ダグ・リーマン監督。
南米リオデジャネイロにあるCIAの隠れ家に潜む青年が、殺し屋から狙われる元エージェントの逃亡を助けようとする。ユニバーサル・ピクチャーズ製作。ライアン・レイノルズ、デンゼル・ワシントン出演。
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