コン・ヒョジン、主演ドラマ「パスタ」の衣装で参考にしたのは日本の“重ね着”
2010年12月21日 14:58

[映画.com ニュース] 一流イタリアンレストランを舞台に、見習いシェフとして働く女性と、部下を容しゃなく罵倒する“オレ様”シェフの恋を描いた韓国ドラマ「パスタ/恋が出来るまで」。ヒロインを演じたコン・ヒョジンに話を聞いた。
「韓国ドラマって、登場人物の背景を説明するのに最初の数話で過剰な演出があったり、ストーリーがめまぐるしく展開するものが多い。でも『パスタ』は等身大のヒロイン像もそうですし、展開に無理がなく飾らないドラマだと思いました。また、彼女のように一生懸命に仕事と向き合っていれば、いつか素敵な人も現れるというメッセージにもひかれましたね」と出演を決めた経緯を明かす。
コンが演じるのは、一流イタリアンレストランのパスタ担当見習いユギョン役。役づくりにあたり、1カ月前から料理のレッスンを受けたそうで「撮影に使われた『ボナセーラ』というレストランの厨房で実際に調理をさせてもらいました。ドラマの中では見習いの役なので、にんじんをスライスするのを手伝ったりとか。忙しい時間帯はもちろん、比較的、暇な時間帯にも行って、レストランの時間の流れも研究しました」。
そうやって撮影を重ねていくなかで、“食べること”に対する意識も変わったようだ。「料理人たちが修羅場と化した厨房で、まるで戦争するかのように何かをつくり上げていく姿を間近で見て、感謝して食べるようになりましたね。あと、韓国料理は長時間煮込むなど手間をかけるもの。その点、パスタはより早く、より新鮮な素材を使ってつくる料理。忙しい人にはもってこいです(笑)」。ちなみに、自身の“忘れられない味”については、「料理って高くて有名なレストランで食べるより、“誰がつくってくれるのか”が大切。海外から帰ったときに母親がつくってくれる渡り蟹のスープやおばあちゃんのキムチなど、誰かが愛情を込めた料理が大好きです」。
女優業だけでなく、韓国ではファッション・アイコンとしても有名なヒョジン。『パスタ』のカジュアル・ファッションにも注目が集まっているが「ユギョンは見習いなので着飾っているのは変。かといってラブ・ストーリーなのでジーンズだけというのも味気ない。それで考えたのが、ワンピースの下にジーンズを合わせる“重ね着”。日本に旅行に来たときに街で見て『これだ!』と思ったんです。日本には重ね着のプロがいっぱいいますね(笑)」
「パスタ/恋が出来るまで」は12月22日よりレンタル開始。
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