ポール・トーマス・アンダーソン監督、新作は“ぐうたら探偵”
2010年12月7日 11:30

[映画.com ニュース] ポール・トーマス・アンダーソン監督(「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」)が、トマス・ピンチョンの長編小説「Inherent Vice」の映画化の準備を進めていると、米Vultureが報じた。「Inherent Vice」はピンチョンが2009年に発表した新作で、60年代の南カリフォルニアを舞台にした探偵物語の体裁を取っているものの、パラノイアと脱線だらけのピンチョンらしい作品として知られている。
情報筋によれば、アンダーソン監督はすでに脚色に取りかかっており、ぐうたら探偵の主人公にはロバート・ダウニー・Jr.を想定しているという。もともとアンダーソン監督は、サイエントロジー教会の創始者L・ロン・ハバードの人生を下敷きにした「ザ・マスター」をユニバーサルで準備していたものの、今年9月に製作中止に追い込まれた経緯がある。
「ザ・マスター」には、アンダーソン作品の常連のフィリップ・シーモア・ホフマンが主演予定だった。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース




【第78回カンヌ国際映画祭】オフィシャル・セレクション発表、早川千絵監督作など日本映画3本 応募作は過去最高の2909本、現代社会の暴力、愛、寛容など描く作品目立つ
2025年4月10日 23:00
取材 海外映画祭

