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堺雅人&仲間由紀恵、感謝を胸に“タイ”尽くしの初日挨拶

2010年12月4日 13:59

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立派なタイに堺や仲間も笑顔
立派なタイに堺や仲間も笑顔

[映画.com ニュース] 堺雅人仲間由紀恵が初共演する「武士の家計簿」が12月4日、全国242スクリーンで公開。堺と仲間をはじめ、共演の松坂慶子中村雅俊草笛光子西村雅彦森田芳光監督らが東京・有楽町の丸の内ピカデリー2で舞台挨拶に立った。

加賀藩の財政に代々携わってきた猪山家八代目・直之を演じた堺は、「久しぶりに一家がそろった。家族のいろんな思いが、この映画の随所に表れていると思います」とニッコリ。ヒロイン・駒に扮した仲間も、「現場が本当に毎日楽しく、あこがれの家族だな……と思えました。この温かい気持ちを忘れずに頑張っていきたい」と頭を下げた。

そんな2人に対し、直之の母親役の松坂は「息子がさわやかで、緊張して現場へ行くんだけどフワーっと解きほぐされる感じ」と絶賛した。父親役の中村も、「この作品は、このメンバーでなければ出来あがらなかった」と力説。祖母を演じた草笛も「直さんだからこそ、家族はついていけた。今の日本にはリーダーがいない。非常に意味のある映画だと思う」と話すと、場内から喝さいを浴びていた。

この日は、劇中で節約のために息子の祝いの日でも、タイの絵で我慢をした猪山家に対し“めでタイ”とかけて、タイ尽くしで祝福。全長約55センチのタイが登場したほか、堺や中村はチーフやブローチで、仲間や松坂は帯揚げなどでタイ色を表現した。さらに、舞台上から客席へタイ型エコカイロを投げ込んでいた。

同作は、第2回新潮ドキュメント賞を受賞した磯田道史の歴史教養書「武士の家計簿『加賀藩御算用者』の幕末維新」が原作。幕末から明治維新という激動の時代を誠実に生き抜いた下級武士一家三代の姿を描く。

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