三宅島復興のシンボル犬“ロック”の実話を映画化 主演は佐藤隆太
2010年11月11日 08:00

[映画.com ニュース] 伊豆諸島の三宅島の噴火によって引き裂かれた犬ロックと家族のきずなを描く映画「ロック~わんこのしま~」の製作が決定し、佐藤隆太が主演することがわかった。フジテレビ系「めざましテレビ」の人気コーナー「きょうのわんこ」に登場した犬の実話をベースに執筆されたオリジナル脚本を、中江功監督(「冷静と情熱のあいだ」)のメガホンで映像化。三宅島の全面協力のもと、10月10日に同所でクランクインした。
作品タイトルにもなったロックは、2000年8月の三宅島噴火で全島民が非難する際に飼い主とはぐれ、その後、奇跡的に助けられた雑種犬。東京での避難生活を余儀なくされた家族と離れ離れになっても決して忘れることなく、観光客を出迎えたり港付近を散歩する姿が、島のアイドル犬として復興のシンボルになっていった。
ロックとともに物語を支えるのは、さまざまな苦悩や困難に直面しつつも、いつか家族全員で故郷に帰り一緒に暮らすことをあきらめなかった少年・芯と、父・松男(佐藤)、母・貴子(麻生久美子)、祖母・房子(倍賞美津子)。ひとりの少年と1匹の犬の目線から、現代社会のなかで失われつつある心と心のつながり、家族のあり方、故郷への思いを丹念に描く。
三宅島は05年の避難解除後も、火山ガスの影響で3割が立ち入り禁止区域に。約2800人の島民が、今も復興を願い自然と共生しながら懸命に生きている。同島の平野祐康村長は、「家族とわんこの愛情あふれる物語を通じて、映像の随所にちりばめられた厳しくも豊かな自然や生活を営む人々の魅力が、多くの方々に届けられることを期待しています」とコメントを寄せた。
「ロック~わんこのしま~」は、2011年夏に全国で公開。
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