メル・ギブソン「ハングオーバー!」続編出演が白紙 キャストが猛反発
2010年10月22日 15:02
[映画.com ニュース] 爆笑コメディ「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」(2009)の続編に予定されていたメル・ギブソンの出演が、白紙になったことが明らかになった。
「ザ・ハングオーバー2(原題)」は、前作に引き続きトッド・フィリップス監督がメガホンをとり、ブラッドリー・クーパー、ザック・ガリフィアナキス、エド・ヘルムズ、ジャスティン・バーサの主演4人も続投。タイ・バンコクを舞台に4人が度を越したパーティを繰り広げ、うち1人がギブソン演じるタトゥアーティストにタトゥーを彫られるという内容になる予定だった。
フィリップス監督が発表した声明によれば、「私はメルが出演したら面白くなると考えていたし、スタジオ(米ワーナー・ブラザース)の承認も得ていた」という。「しかし、映画製作というものは共同作業であり、結果的に今回の決定は、全キャストおよびクルーの支持を得られるものではなかった」と、ギブソンの出演が流れた事情を説明した。
声明では、ギブソン起用に反対した人物の名前は言及されていないが、複数の報道によれば、ガリフィアナキスが特に猛反発していたという。もちろん、その背景には、メディアを騒がせているギブソンの元恋人へのDV疑惑があるはずだ。