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サンライズ会長、劇場版「ガンダム00」に反対だった?

2010年10月12日 11:55

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「ガンダム00」の裏話を披露
「ガンダム00」の裏話を披露

[映画.com ニュース] ガンダムシリーズ19年ぶりとなる完全新作「劇場版 機動戦士ガンダム00 A wakening of the Trailblazer」の公開を記念し10月11日、東京・シネマサンシャイン池袋で「来るべき対話の後で」と題したスタッフ座談会が行われた。この日は、水島精二監督、プロデューサーの池谷浩臣らが登壇し、完成までの裏話をざっくばらんに語り尽くした。

2007~09年にかけて計2シーズンが放映されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」の完結編となる劇場版。テレビシリーズから2年後の西暦2314年を舞台に、かつて予見された「来るべき対話」の到来を機に、主人公の刹那・F・セイエイが新たなガンダム「ダブルオークアンタ」に乗り込み、最後決戦におもむく。

水島監督は、「初号を終えてからリテイクしたいと言ったら、もう大丈夫、やるなと言われました」と述懐。公開初日にはサンライズの吉井孝幸取締役会長から「よくここまでやった」とハグされたそうだが、内心「あんたが一番反対してたじゃないか」と思っていたと告白。そして、「それに途中、(サンライズの内田健二)社長に呼び出されて軽く怒られた」とも明かし、緊迫の舞台裏に観客は興味津々の様子だった。

また、メカニック作画監督の有澤寛が「戦闘シーンの絵コンテを見て『もうダメだ』と思った」と明かすと、「僕も『うわあ』と思った」(メカニックデザインの柳瀬敬之)、「ELSの描写はかなり多くて、厳しかったです。軽いトラウマになりました」(松浦裕暁CGプロデューサー)と次々と不平不満が飛び出すひと幕も。水島監督は「“対話”しながら、進めていたつもり」と釈明していた。

池谷プロデューサーは、続編について「現時点で決まっていることはないが、皆さんの声は大切にしないといけないと思っている。天から声が降ってきたら、考える」と語ると、ファンからは拍手喝さい。水島監督も、「ガンダムは終わらないコンテンツ。外伝や空白の時間など、何か発表できるはずなので、末長くよろしくお願いします。ぜひサンライズに投書やメールもお願いします!」と呼び掛けていた。


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