前張りなし派の竹中直人に、宍戸錠も深く共感
2010年9月28日 21:13
[映画.com ニュース] 鬼才・石井隆監督が1993年に発表した「ヌードの夜」の17年ぶりとなる続編「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」の完成披露試写会が9月28日、都内で行われ、主演の竹中直人、佐藤寛子、東風万智子、井上晴美、宍戸錠、大竹しのぶ、石井監督が舞台挨拶に登壇した。
同作は、“なんでも代行屋”の紅次郎(竹中)が、美少女れん(佐藤)から奇妙な依頼を受けたことで、女たちの欲望渦巻く完全犯罪に巻き込まれていく姿を描く愛憎劇。石井監督は、「ずっと眠っていたシナリオが1本の映画になったことはすごく幸せ。映画は見る人に届いて初めて完成するので、皆さんの力で完成させて」と語りかけた。
17年ぶりに石井監督とタッグを組んだ竹中は、「石井さんのことが大好きで、また一緒に仕事をしたいという気持ちで胸がいっぱいだった」と述懐。大竹も「深夜を通り越して朝まで撮影が続いたりしたけど、そんな石井組が私も好き。楽しい映画じゃないけど、不思議な石井ワールドを楽しんで」と挨拶した。ベテランの宍戸は「僕は監督キライ!(笑)。これまで400~500本くらい映画に出てるけど、石井さんの映画は本当に変で面白い」とおどけながらも賛辞をおくった。
井上は、「フリーズ・ミー」(00)以来となる石井組への参加に、「もう2度と会いたくないって思ってたけど、10年経ったら不思議と会いたくなった。撮影は過酷だけど、それがまた快感だった」。体当たりでヌードに挑んだ佐藤は、「毎日が緊張の連続ですごいプレッシャーだったけど、いつも竹中さんが空気を和ませてくれた」と感謝しきり。竹中が「年の差はあるけど、濡れ場も自然に演じることができた。前張りすると挿入の感じがうまく出ないので、前張りなしでやった」と明かすと、宍戸も「前張り反対! オレは出す派」と深く共鳴していた。
「ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う」は、10月2日から全国で公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【死を迎える時、どんな最期を選びますか?】“人生の終わり”と“生きる喜び”描く、珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作だった…!
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー