「第3回したまちコメディ映画祭」閉幕、故谷啓さんにコメディ栄誉賞
2010年9月21日 12:44

[映画.com ニュース] 国内外のコメディ映画を上映する「第3回したまちコメディ映画祭in台東」が9月20日に閉幕し、上野・不忍池水上音楽堂でクロージングセレモニーが行われた。今月、脳挫傷で死去した故谷啓さんがコメディ栄誉賞を受賞し、息子の渡部泰裕さんが代理で賞を受け取った。
今年は、谷さんが在籍した「ハナ肇とクレージーキャッツ」の結成55周年にあたり、映画祭期間中には、クレージーキャッツが出演する過去の傑作コメディを特集上映。また、クロージングセレモニーに先立ち、同会場では「クレージーキャッツ リスペクトライブ」が開催された。近田春生、スチャダラパー、SAKEROCK、鈴木慶一らクレージーキャッツに影響を受けたアーティストが、笑いと音楽を融合させたライブを展開し“クレージー”一色の内容となった。
そのクライマックスともいうべきイベントが、谷さんへのコメディ名誉賞授与だっただけに、映画祭の総合プロデューサー・いとうせいこうも「照れ屋な方なので、するっとどこかに隠れてしまわれた」と残念そうに挨拶。渡部さんは、「人を喜ばせるのが好きなオヤジだったので、きっと喜んでいると思います。改めてクレージーキャッツってすごいんだなと実感させられました」と亡き父に思いをはせた。
いとうは、「映画祭を通して、国内外で温かいコミュニケーションが取れた。やっぱりコメディっていいメディアだなと思うし、来年も攻めの姿勢を忘れず、突き進みたい」。セレモニーの最後には、ライブの出演者が再登壇し、約1000人の観客と一緒に谷さんのギャグ「ガチョーン」を披露し、クレージーキャッツのヒット曲「スーダラ節」を大合唱した。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)