東京フィルメックスのオープニングに今年のパルムドール受賞作
2010年9月16日 11:57

[映画.com ニュース] 11月20日に開幕する第11回東京フィルメックスのオープニング作品に、アピチャッポン・ウィーラセタクン監督のタイ映画「ブンミおじさん(仮題)」が決定した。
同作は、中年女性ジェンと余命いくばくもない義兄ブンミの交流を幻想的に描くドラマ。亡くなった姉の夫ブンミに呼ばれてラオス国境近くの農園におもむいたジェンは、病気で余命わずかのブンミから農園の管理を託される。そんなジェンとブンミの前に、夫の死が近いことを知ったブンミの妻の亡霊や、何年も前に森に入ったまま消息不明だったブンミの息子が姿を変えて現れる。愛する者たちと再会したブンミは、自らの前世の体験を思い出していく。
同作は、今年の第63回カンヌ映画祭でタイ映画史上初めてとなるパルムドールを戴冠。パルムドール受賞作が、東京フィルメックスのオープニング作品として上映されるのは、史上初めてのことだ。
同映画祭は、アジアの新進作家による独創的な作品を中心に上映。ウィーラセタクン監督作は、フィルメックスで過去3作が上映されている常連で、「ブリスフリー・ユアーズ」で第3回、「トロピカル・マラディ」で第5回のグランプリも獲得している。
第11回東京フィルメックスは、東京・有楽町朝日ホールをメイン会場に11月20~28日に開催。「ブンミおじさん(仮題)」は2011年春の劇場公開も決定している。
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