アメコミ好きのニコラス・ケイジ、新作映画でバットマンに!?
2010年9月16日 08:00
同作は、コミックオタクでスーパーヒーローにあこがれる高校生デイブ(アーロン・ジョンソン)が、自前のスーツとマスクを身につけたキック・アスとして活動を開始。やがて高度な訓練を受けたヒット・ガール(クロエ・モレッツ)とビッグ・ダディ(ケイジ)の父娘に出会い、ともに街の犯罪者たちを仕切るフランク・ダミコ(マーク・ストロング)との戦いに繰り出していく姿を描く。ブラッド・ピットがプロデューサーに名を連ね、次回作として「X-MEN」シリーズ最新作「X-MEN:ファーストクラス(原題)」を手がけるマシュー・ボーン監督がメガホンをとった。
ケイジ扮するビッグ・ダディの正体は、かつてマフィアの手により妻を亡くした元警察官デーモン・マクレディ。残された娘ミンディをヒット・ガールとすべく殺人術を叩き込み、マフィアのボス、フランク打倒に執念を燃やしているというキャラクターだ。
ケイジといえば、実の息子にスーパーマンの本名と同じカルエルと名付けるほどのアメコミ好きとして知られる。今回のデーモン=ビッグ・ダディを演じるにあたり、1960年代のTVシリーズ「バットマン」の主演俳優アダム・ウェストを念頭に置き、「アダムがデーモンに大きな影響を与えたことを表現したかった」という。
全米では今年4月16日に公開され、ボックスオフィス初登場1位を獲得。その評判が口コミで広まり、9月16日開催の「第3回したまちコメディ映画祭 in 台東」で行われるプレミア上映のチケットも完売。日本での劇場公開が決定すると、業界内や劇場関係者からも問い合わせが相次いだ。
同作を配給するカルチュア・パブリッシャーズでは、当初都内1館での上映を予定していたが、この反響を受けて現在は10館程度での公開を見込んでいる。同社宣伝担当者は、「社内で劇場公開を決議した翌日に、どこから聞きつけたのか業界各社から問い合わせが殺到。このようなことは初めてで、異様なほどの注目度に度肝を抜かれています。業界内外の『キック・アス』ファンが積極的に宣伝を始めていて、配給元より情報が早い場合も多い」とうれしい悲鳴をあげている。
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