高橋ジョージ「ロード」の印税16億円は2年で使い切った
2010年9月14日 15:15

[映画.com ニュース] テリー伊藤の初監督作品「10億円稼ぐ」の公開を記念した「夢の印税生活セミナー」が9月14日、東京・千代田区のTKP大手町カンファレンスセンターで行われた。
テリーが“目指せ!キティちゃん”を目標に掲げ、自分のバイクや洋服を売って捻出した軍資金300万円を元手に、キャラクタービジネスで10億円稼ぐことを目指すドキュメンタリー。
劇中では、テリー本人が米ラスベガスで開かれた世界最大級の展示会「LICENSING International Expo 2009(ライセンシング・インターナショナル・エキスポ2009)」に乗り込み、世界のバイヤーたちにオリジナルキャラクター「ナニティーセブンオーハート」を売り込む姿も。映画の公開を記念し、キャラクター印税の一部権利が抽選で選ばれた1人に分配される「夢の印税キャンペーン」が実施される。
セミナーには、テリーに加えて、かつて大ヒット曲「ロード」でばく大な印税を手にした経験をもつタレントの高橋ジョージも出席。高橋は同曲の印税が入った初日、銀行口座に2億円入っていると知り「とりあえず全額下ろして、一緒に写真撮影した」。その後、高橋の手元には16億円もの印税が振り込まれたというが、「2年で使い切った」と明かすと、参加した大学生は「すごい……」と絶句していた。
高橋によれば、「ロード」完成当時は44社ものレコード会社から“拒否”され、インディーズでリリースした。その結果、作詞作曲をはじめ、原盤印税、出版印税、二次使用料、レンタル使用料などすべてが高橋側に入ることになったそうで、現在も「何もしないで年間1200万円入ってくる。皆さんがカラオケで1回歌えば、7円入る」とニンマリ。また中国で同曲が“パクリ被害”に遭い、現在、権利問題をめぐって話し合いをしていることも明かした。「こんな時代でも売れるものは売れる。少しでもおくする心があれば、全て不可能になってしまう。本気、元気、勇気が大切」とエールをおくった。
また、メガホンをとるテリーは「才能と頑張りがあれば、印税生活はできる。日本では印税で暮らすというと、あまり良いイメージではないが、ひとつの価値観としていいと思う。ぜひ若い感性で、知恵を貸してほしい」と語った。
「10億円稼ぐ」は11月20日から公開。
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