江川達也「ボンテージは男の夢」を新作で実現
2010年8月28日 16:39
[映画.com ニュース] 漫画家の江川達也がメガホンをとった映画「KING GAME キングゲーム」が8月28日に公開初日を迎え、主演の石田卓也、芦名星、川村ゆきえ、江川監督が新宿K’s cinemaで舞台挨拶に立った。
同作は、かつて社会現象にまでになった「王様ゲーム」をモチーフに、江川監督が自ら原案・監督を務めた密室ミステリー。ある秘密の契約によって集められた10人の男女が「王様ゲーム」を通じて、人間の本質をえぐり出していく姿を描く。
撮影は2年前に行われたそうで、主演の石田は同作で「王様ゲーム」初体験。「撮影前まで王様ゲームをしたことがなかったんですが……、撮影後もやっていないですね(苦笑)」とはにかみ、江川監督から「今度誘ってやるよ!」とつっこまれていた。
芦名は、「撮影の待ち時間は長かったけれど、そのおかげでみんなと仲良くなれた」と述懐。劇中で赤いボンテージのコスチュームを披露しているが、自らデザインしたという江川監督は「ボンテージは男の夢(笑)。そのシーンはかなり気合が入って、テンションノリノリで撮影しました」とニンマリ。一方、川村もバニーガールで司会進行役の白ウサギを演じ「コスプレも見てください!」とアピールした。
また、江川監督は王様ゲームについて「ポーランドでは王さま同志が選挙(クジ)で決めていしたし、日本でも足利義教(室町幕府第6代将軍)はクジで決まった将軍。だから、民主党の総裁選挙もクジでやったほうがいいんじゃないかな」と笑わせた。