「メメント」みたいなコメディ映画「ハングオーバー!」の見どころとは?

2010年6月18日 19:56


当代きってのイケメンが 二日酔いでベガスの街を駆けずり回る
当代きってのイケメンが 二日酔いでベガスの街を駆けずり回る

[映画.com ニュース] 全米でコメディ映画史上ナンバーワンの興行成績を記録し、今年の第67回ゴールデングローブ作品賞(ミュージカル/コメディ部門)を受賞した「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」。同作に主演するブラッドリー・クーパーが語った。

同作は、親友ダグ(ジャスティン・バーサ)の独身最後の夜を悪友仲間でエンジョイするため、ラスベガスを訪れたフィル(クーパー)、ステュ(エド・ヘルムズ)、アラン(ザック・ガリフィナーキス)が、二日酔いで記憶をなくした挙句に、ホテルから消えてしまったダグを探してベガスの街を駆け回る騒動を描く。

クーパーは同作を「バチェラーパーティが『メメント』に出会ったような作品だ」と評する。「ベガスでの一晩のどんちゃん騒ぎのコメディと観客に思わせておいて、実は全ての話はその翌日のことなんだ。バチェラーパーティの翌朝、起きると何も覚えていない。バスルームにはトラがいて、赤ちゃんがいて、椅子からは煙が出てるし、ニワトリがウロウロしてる。スイートルームは完全に破壊されていて、みんな何も覚えていない。この映画は、フィルたちが自分の足跡をたどってダグを探す話なんだ。最近のコメディはジョークでもたせるところがあるけど、この映画は違う。脚本そのものが映画を引っ張って、ジョークはその都度披露されるんだ」

物語の主な舞台はラスベガスだが、そのほとんどは二日酔いから目覚めた3人がダグを探す日中の話だ。ベガスと聞いて誰もが想像する、きらめく夜のカジノなどはほとんど登場しない。「ベガスは昼の光で見ると、夜とは全く違うよ。それが本作にひかれたきっかけなんだ。新しい発想だと思ったし、自分も観客だったら見たいと思ったから。それに、エドやザックっていう面白い俳優やトッド・フィリップス監督もいたしね。トッドは本当に面白いよ。何でもやりたがるし、リアリティもある。設定は最悪でもね(笑)」

そして、同作には元プロボクサーのマイク・タイソンが、本人役で出演している。

「マイク・タイソンを間近で見られるなんて、素晴らしいことだよ。彼はすごかった。彼の話すことは、本当に本心で言ってるように聞こえるから、とてもリアルに見えるんだ。彼の出ているところが一番面白いシーンのひとつだと思うよ」

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」は7月3日より全国公開。

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