マイケルさん一周忌に映画「THIS IS IT」メモリアル上映決定

［映画.com ニュース］　昨年6月25日に50歳で急逝したマイケル・ジャクソンさんの命日に合わせ、ソニー・ピクチャーズは興行収入52億円を記録したドキュメンタリー映画「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」を、6月19日からメモリアル上映すると発表した。

同作は、マイケルさんが英ロンドンで行うはずだったコンサートの、100時間以上に及ぶリハーサルと舞台裏の素顔をとらえた映像を軸に構成している。日本では、公開直前の昨年10月25日までに前売り券が24万以上を売り上げる驚異的な盛り上がりを見せ、324スクリーンで封切られた初日だけで興収1億444万円を記録する大ヒットを飾った。

今回のメモリアル上映は、メガホンをとったケニー・オルテガ監督が4月にソニー・グループのイベントに参加するために来日したことがきっかけとなり、多くのファンのマイケルさんに対する思いが再燃。これを受けて同社は興行関係者との協議を重ね、メモリアル上映に踏み切った。

マイケルさんをめぐる“狂想曲”は依然として続いている。WOWOWでは、6月25、26日の2日間にわたり追悼特集「マイケル・ジャクソン フォーエバー」を放送。「THIS IS IT」のテレビ初放送ほか、幻のショートフィルム「マイケル・ジャクソン『ゴースト』」など全8番組を展開する。ソニー・ミュージックでは、生前最後のオリジナルアルバム「インヴィンシブル」を含む11タイトルを紙ジャケット化し、完全生産限定で発売する。

また、東京ディズニーランドは、マイケルさんが主演した3Dアトラクション「キャプテンEO」を7月1日～2011年6月30日の期間限定で再導入を決定。さらに、東京タワーでは、公式展覧会「マイケル・ジャクソン　オフィシャル ライフタイム コレクション」を7月4日まで開催中だ。

「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」はソニー・ピクチャーズ配給で、6月19日から東京・新宿ピカデリーほか全国で上映。