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鬼才作品に数秒出演のグラドル松本さゆき「思うままに感じて」

2010年5月12日 20:22

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グラビアを見た監督からラブコール
グラビアを見た監督からラブコール

[映画.com ニュース] 「アレックス」で物議を醸した鬼才ギャスパー・ノエ監督が、東京を舞台に固いきずなで結ばれた兄弟を描く「エンター・ザ・ボイド」のイベント試写会が5月12日、東京・シネマート六本木で行われ、同作に唯一の日本人女優として出演したグラビアアイドルの松本さゆきがトークイベントに出席した。

同作は、命を落としたドラッグ・ディーラーのオスカーの魂が、ストリッパーの妹リンダを見守りながら東京の街をさまよう様子を映し出す、サイケデリックな衝撃作。

主人公オスカーにクラブでナンパされる女性役で出演した松本は、「監督が私のグラビアを見たらしく、いきなり事務所にオファーがきた」と出演に至る経緯を説明。「最初はギャスパー・ノエ監督を知らなかったけど、『アレックス』のDVDをもらったら、見たことのある映画でびっくりした。1日の撮影で新宿のクラブや夜の歌舞伎町を歩くシーンを撮影したけど、使われたのはほんの数秒だった(笑)」と苦笑いを浮かべた。

過激な映像表現で話題のノエ監督について、「見た目は怖いけど、実際は気さくな人。台本をもらっていなかったので現場では常にアドリブだった」と振り返り、「視覚と聴覚が刺激される映画。何も考えず、思うままに感じてほしい」とPRした。

エンター・ザ・ボイド」はコムストック・グループ配給で、5月15日からシネマスクエアとうきゅうほかで公開。

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