ジェーン・バーキン団長「桜を見に戻ってくる」　フランス映画祭2010開幕！

［映画.com ニュース］　今年で18回目を迎えるフランス映画祭2010が3月18日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開幕。団長のジェーン・バーキン、ユニフランス新代表のレジーヌ・ハッチョンドが、同所で会見した。

「テルマ、ルイーズとシャンタル（原題）」に主演するバーキンは、「団長に選ばれたことを誇りに思う。桜の時期と聞いていたので楽しみしていたけど、まだ咲いてなかった（笑）。毎回見られないから、また桜を見に戻って来なくちゃ！」と再来日を約束。そして、日本映画ファンを公言しており「私は溝口（健二監督）に遅い恋をしたの。作品集を買い集めて全作品見たけど、女性を擁護する作品が多くて感心した。石原（慎太郎）都知事が『出産できなくなった女性は女性じゃない』なんて言ったらしいけど、私は違うと思う」と痛烈に批判し、会場の笑いを誘った。

レッドカーペットイベントには、「クリスマス・ストーリー（原題）」に主演のマチュー・アマルリックとアルノー・デプレシャン監督、「シスタースマイル　ドミニクの歌」「スフィンクス」に主演のセシル・ドゥ・フランスら豪華来日ゲストが登場し、集まったファンとの記念撮影やサインに応じた。

その後、会場となる同館で総勢15人の代表団による舞台挨拶が行われた。オープニング作品「ミックマック（原題）」のジャン＝ピエール・ジュネ監督は、「タイトルを『ビッグマック』と間違えないでね」とジョークで盛り上げ、バーキンも「日本の皆さんは世界一素晴らしい観客です」と感謝の意を表した。

フランス映画祭2010は、3月22日まで開催。