「マイマイ新子」DVD発売決定に、女子高生・福田麻由子も満面の笑み
2010年4月23日 22:33
[映画.com ニュース] 女優の福田麻由子が4月23日、武蔵野市・吉祥寺バウスシアターで、公開中の映画「マイマイ新子と千年の魔法」の舞台挨拶に立った。
同作は、芥川賞作家・高樹のぶ子が、昭和30年代の山口県を舞台に、自らの幼少時代をモデルに描いた自伝的小説をアニメとして映画化。昨年11月に公開後、異例の6カ月ロングランヒットを記録している。同作を応援する市民の長期上映を希望する活動によって、同館での3週間の上映が決まり、ヒロイン・新子を演じる主演の福田と片渕須直監督が登壇することになった。
福田は、この日の舞台挨拶が高校入学後の初仕事となったそうで「本当に素敵な作品です! 私自身も、もちろん感動しましたし、父が山口出身ですごく良かったと感想を言ってくれて、どの世代にも感動が伝わると思いました」と様々な世代に愛されていることが魅力だと語った。
片渕監督は国内での舞台挨拶がこの日で30回目。「毎回、お客さんひとりひとりの顔を拝見することがとてもうれしくて、舞台挨拶のない日も映画館に来たことがあります」と満席の観客を前に感無量の面持ちを浮かべた。
また、舞台挨拶の模様は、ニコニコ動画とUSTREAMで生放送、USTREAMと連動したツイッターには、福田と片渕監督に数多くの質問が寄せられ、「新子ちゃんは1000年前を想像していたけれど、福田さんはいつも何を想像していますか?」という問いに、福田は「友だちにこんな話をしたら、相手はどう返してくれるかな……とか、会えない友だちのことをいつも考えています。また、この映画を見ると、友だちや家族の大切さを改めて感じると思います」と訴えた。
さらに、ファンの間で話題になっているDVD化について、夏ごろにDVDリリースが決まったことも発表。サプライズな発表に、場内からは拍手喝さいが送られた。
今後は、東京のほか埼玉、新潟、静岡での上映も決定した。
「マイマイ新子と千年の魔法」は松竹配給で、現在公開中。
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