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豊川悦司「必死剣鳥刺し」主演起用は、背が高いから!?

2010年4月23日 19:27

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松本零士が、豊川に賞状
松本零士が、豊川に賞状

[映画.com ニュース] 国内の映画館スタッフが選出する「第1回日本シアタースタッフ映画祭」が4月23日、東京・千代田区のサイエンスホールで開幕。藤沢周平の人気時代小説を映画化した「必死剣鳥刺し」が上映され、主演の豊川悦司が舞台挨拶に立った。

愛を乞うひと」の平山秀幸監督が映画化した同作は、独自に編み出した必勝の剣「鳥刺し」を使う剣豪・兼見三左エ門(豊川)が、海坂藩の政治に悪影響を及ぼす藩主の愛人を刺殺。この事件を機に、陰謀に巻き込まれ、絶体絶命のピンチに立たされる。藤沢小説の映画化には、「たそがれ清兵衛」「武士の一分」「花のあと」などがあり、今回が7作目だ。

豊川は、「時代劇ならではの所作や立ち回りに神経を配った」と述懐。当時としては大柄の男という設定に、「だから僕なんでしょうか(笑)。きっと(キャスティングは)大きな男を探すところから始めたのでは」と謙遜してみせた。クライマックスに用意された約15分間の大立ち回りについては、「どしゃ振りでグチャグチャ。最後は何が何だか分からない状態だった」と苦笑いを浮かべ、「中盤まではとても静かな映画なので、平山監督も最後は一挙に爆発させる、勝負どころだと考えられた」と話した。

この日は、同作が「シアタースタッフ期待作10選」に選ばれたのを記念し、同映画祭の名誉会長である漫画家の松本零士が、豊川に賞状を授与。豊川は、「現場(映画館)の皆さんがいなければ、いくら僕らが映画を作ってもお客様には届かない。最前線にいらっしゃる方々に期待いただいて光栄」と笑顔を見せた。

必死剣鳥刺し」は東映配給で、7月10日から全国で公開。

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