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市原隼人VS高良健吾は「ジョー」を越えた!?李監督が太鼓判

2010年4月21日 17:46

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拳と拳で語り合う、男たちの熱い友情
拳と拳で語り合う、男たちの熱い友情

[映画.com ニュース] 市原隼人の主演最新作で、百田尚樹の青春ボクシング小説を映画化した「ボックス!」の完成披露会見が4月21日、東京・後楽園ホールで行われた。“ボクシングの聖地”として知られる同所で映画の会見が行われるのは初めてで、市原のほか共演の高良健吾谷村美月香椎由宇筧利夫李闘士男監督、原作の百田が出席した。

同作は、天性のボクシングセンスを持つ主人公・カブ(市原)と、彼にあこがれてボクシングを始めた優等生・ユウキ(高良)の友情、挫折と栄光を描く。市原と高良はクランクイン前からボクシング練習を重ねて撮影に臨んだ。それだけに、李監督も「2人は『あしたのジョー』より強い。ボコボコに打ち合いをしてもらったが、今までのボクシング映画でそこまでやれたものはないだろう。最後の2分間は1カット1テイクでやったし、永遠に残る名シーンになったと思う」と自信満々。百田も、「試合のシーンを見たらこれはすごいとビックリした」と太鼓判を押した。

市原と高良は、撮影中に吐いたり鼻血を出すこともあったという。それでも、市原は「1カット1カット、本気で殴り合うからこそ笑い合えた。健吾の背中を見て、もっと頑張ることができた」。高良も、「話をするよりも、本気で殴り合ったことで分かりあえたような気がする。隼人さんが現場にドシッと構えていてくれたので安心できた」と語り視線を交し合った。

さらに、谷村が市原について「まっすぐで熱いけど、違う意見も柔軟に取り入れる部分もあって、みんなが自然と市原君についていこうという風になれた」と話せば、香椎も「私は先生役だったのに引っ張ってもらった感じ。ついていって大丈夫だなと思った」とリーダーシップを称えた。

ボックス!」は東宝配給で5月22日より全国で公開。

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