J・キャメロン監督、ブラジルでダム建設に猛抗議
2010年4月13日 12:55

[映画.com ニュース] ジェームズ・キャメロン監督が、大ヒット作「アバター」の内容を現実に置き換えた戦いに参加している。キャメロン監督と「アバター」に出演した女優シガニー・ウィーバーは現在、ブラジルの首都ブラジリアで、同国政府のベロモンチ水力発電ダム建設計画に対し抗議活動を行っている。
ブラジル政府がパラ州シングー川に建設予定の同ダムは、完成すれば世界で3番目に大きなダムとなる。しかし、広大なアマゾンの熱帯雨林を破壊し、10以上の先住民が暮らす村に悪影響を与えると指摘されている。
キャメロン監督は、AP通信のインタビューに「これは、現実に起こっている『アバター』の戦いなのです」と人間とパンドラの先住民ナヴィ族の戦いになぞらえて問題提起。さらに、「ブラジルで、インドで、中国で、大きなインフラ整備計画のために先住民たちが住む場所を失っています」と怒りをあらわにしている。
キャメロン監督は3月、アル・ゴア元米副大統領とともに、アマゾンで行われた環境サミットに出席。また数日前には、ブラジルのルラ大統領へダム建設に抗議する書簡を送るなど、積極的に反対運動を展開してきた。
ルラ大統領は、ダムによって同国が必要としているクリーンなエネルギーと多くの雇用が生み出されると主張し、建設を取り消すことはないと発表している。キャメロン監督とウィーバーは12日、ブラジリアの路上で1000人規模の抗議デモに参加。ブラジリアは、同ダムの入札を20日に控え、混乱のピークに達している。

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