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安藤モモ子監督、意図的に満島ひかりを徹底無視

2010年4月3日 16:46

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きょうは無視されなかった
きょうは無視されなかった

[映画.com ニュース] 奥田瑛二の長女・安藤モモ子が、桜沢エリカの少女コミック「ラブ・ヴァイブス」を映画化した初監督作「カケラ」の初日舞台挨拶が4月3日、東京・渋谷のユーロスペースで行われ、安藤監督をはじめ、満島ひかり中村映里子永岡佑、かたせ梨乃が登壇した。

恋人との関係に物足りなさを覚える女子大生のハル(満島)と、人体のパーツを作るメディカルアーティストのリコ(中村)が織りなす恋愛未満のデリケートな関係性を描く。安藤監督は難航したキャスティングについて、「ふたりがかみ合わないと成立しない。なかなか役柄にハマる人がいなかったので、180度違う“逆キャスティング”で行こうと決めた」。満島は、「監督からは毎日、無視されていました。私の中の強い部分が燃え上がっても、その“火”を消される日々で煮え切らない、やり切れない現場でしたね」と語り、中村も「私は(満島とは)真逆で、一からすべて指導していただいて。撮り直しも多かったので、肉体的にも精神的にもつらかった」と振り返った。

安藤監督は、ふたりへの接し方も含めた独自の演出方法に「愛があれば何でもやっていいと思っていたし、ふたりが傷つくポイントを突きまくった」。かたせは、安藤の幼少期からの付き合いだといい「私が29歳で『極道の妻たち』に出たときと同じで、監督もこの映画を撮るにあたって失うものが何もなかったと思う。生きた証すべてをスクリーンに叩きつけている」と監督デビューらしからぬ手腕を絶賛した。

苦労の末に完成した同作について、満島は「説明するのが難しい、変な映画です(笑)。見るたびに形が変わって、映画自体が思春期のようにグラグラしている」と持論を展開。中村も、「戦い切った部分が映像に出ていると思う」。そして、安藤監督は「生きていく上で、満たされるということは決してない。常にカケラがあるからこそ、生きる原動力を得られるのだと思う」と語り、ロンドンでの同日公開(現地時間4月2日)に喜びをかみしめていた。

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