大泉洋、37歳の誕生日も「精神年齢は小学生」
2010年4月3日 16:24
[映画.com ニュース] 橋本紡の累計140万部を突破する小説を映画化した「半分の月がのぼる空」が4月3日に公開初日を迎え、主演の池松壮亮、忽那汐里、大泉洋、深川栄洋監督、原作の橋本紡が東京・シネセゾン渋谷で舞台挨拶を行った。
原作はこれまでにもアニメ化、実写ドラマ化されてきた人気作で、ごく普通の高校生・裕一(池松)と心臓病で入院生活が続く少女・里香(忽那)の純愛と、医師でありながら病の妻を救えなかった過去に苦悩する里香の主治医・夏目(大泉)の姿を描く。
主演の池松は、「『ソラニン』よりこちらを選んでくれてありがとう。昨日はなかなか眠れなくて夜道を歩いていたら、半分じゃない月を見つけてしまったのだけれど(笑)、ともかくひとりでも多くの人に届けば」と挨拶。3月27日から先行公開された撮影地の三重・伊勢では、地元映画館の動員記録を塗り替える大ヒットで、池松は「伊勢は温かくて懐かしい香りがした。優しくて何気ない風景が映画に力を貸してくれて、伊勢で撮れて良かったと本当に思う」と振り返った。
しかし、この日の主役は大泉。劇中ではシリアスな演技を披露しているが、客席から「かわいい!」と声援が飛べば、「かわいさだけは汐里ちゃんに負けないつもりでやっています」。役どころにちなんで「ずっと思い続けることとは?」と質問されれば、「考えてもよく分からない。精神年齢は小学生高学年くらいだから。『愛し続けること』って僕が言っても重みがないでしょ?」などと軽妙なトークで客席の笑いを誘った。さらに、大泉の37歳の誕生日当日とあって、サプライズのバースデーケーキも登場。大泉は「何年か前は、ジャングルで好きでもない大人3人に誕生日を祝われたこともあるけど、今日はこんなに素敵な37歳のスタートが切れました」とご満悦だった。